略語・頭字語チェッカー
論文や学位論文の章を貼り付けると、すべての略語がAPAのガイドラインに沿って確認されます。初出で定義されているか、使う価値があるほど繰り返されているか、後から正式名称に戻されていないか。定義された略語は、アルファベット順の略語一覧にまとめられ、そのまま前付けに貼り付けられます。
カンマで区切ります。読者が定義なしで知っているものを追加してください。
略語をチェックするテキストを貼り付けてください。
略語・頭字語チェッカーの使い方
- テキストを貼り付けます。 1つの章でも、論文全体でも構いません。参考文献リストは、団体著者名が正式名称で書かれるため、初期設定では無視されます。
- スキップするものを指定します。 APAが定義を省略してよいとしている略語は自動的にスキップされます。読者がすでに知っているその他の略語(UK、PhD、DNAなど)は、無視ボックスに入力してください。
- 表を確認します。 略語は初めて使われた順に並び、それぞれに定義、使用回数、見つかった問題ごとのメモが付きます。
- 略語一覧をコピーします。 コピーすると2列の表がWordやGoogleドキュメントに貼り付けられ、CSVは任意のスプレッドシートで開けます。
チェッカーが調べること
ここでいう略語とは、2文字以上の大文字を含み、その大文字が全体の半分以上を占める語のことです。RT、NGO、fMRI、mRNAは該当し、McDonaldやiPhoneは該当しません。数字とハイフンは語に付いたままなので、COVID-19やSARS-CoV-2は1つの略語として扱われ、複数形の s は取り込まれるため、NGOsはNGOの使用としてカウントされます。すべて大文字で書かれた行は見出しとしてスキップされ、World War IIのIIのようなローマ数字は、定義しない限りスキップされます。数字の後ろの単位記号(5 GB)は測定値として読み取られます。
定義は、response time (RT) でも RT (response time) でも、どちらの順序でも検出されます。また、APAが括弧の中で使う角括弧、たとえば (World Health Organization [WHO], 2020) も認識されます。略語がどの語を表すかを突き止めるため、チェッカーはSchwartzとHearstの2003年のアルゴリズムを使います。括弧の前の語を右から左へ、略語の文字を末尾から順にたどり、その先頭の文字が語頭でなければなりません。
各略語を照らし合わせるルール
| フラグ | 意味 | APAのガイドライン |
|---|---|---|
| 定義されていない | 本文のどこにも定義がありません。 | 辞書に載っている語、統計記号、単位、ラテン語の略語を除くすべての略語を定義します。 |
| 定義の前に使われている | 略語が定義より前に出てきます。 | 初めて使うときは正式名称を書き、そのあとに略語を括弧に入れて添えます。 |
| 複数回定義されている | 2つ以上の定義があります。 | 本文で1回だけ定義します。抄録や表の注のように単独で読まれる部分では、再度定義してもかまいません。 |
| 使用が3回未満 | 定義のあとの使用が3回未満です。 | 略語は少なくとも3回使うか、そうでなければ正式名称で書きます。ただし、長くてよく知られた用語の標準的な略語は例外です。 |
| 再び正式名称で書かれている | 定義のあとに、正式名称がもう一度現れます。 | 略語は一貫して使い、略語とその正式名称を行き来しないようにします。 |
出典:APA Style Abbreviations Guide(2022年)。チェッカーは定義のあとの使用回数を数えます。これは「少なくとも3回」をより厳格に解釈したものです。
具体例
サンプルを試すを選ぶと、短い抄録と方法のセクションが読み込まれます。RTは response time として定義され、そのあとさらに4回使われているため合格です。WMは定義されたあと2回しか使われず、working memory とも書き直されているため、2つのフラグが付きます。EEGは一度も定義されていません。ANOVAは定義より前に現れ、定義のあとは一度も使われません。略語一覧には、定義された4つの用語、ANOVA、NGO、RT、WMがアルファベット順に並びます。response time は小文字で表示されますが、これは頭文字の大文字が文頭であることを示していただけだからです。
略語を使わないほうがよい場合
APAは、略語を控えめに使うよう勧めています。読者にとってなじみのある略語か、本当に繰り返しの手間を省ける場合に限ります。2回しか使わない用語は、正式名称で書いたほうがわかりやすくなります。辞書に語として載っている略語(APAの例ではAIDSやIQ)は定義が不要で、M、SD、OR のような統計記号や、数字の後ろの単位(80 m、30 min)も同様です。ANOVA、CI、RMSEAなどその他の統計用略語は定義が必要です。e.g. や i.e. のようなラテン語の略語は定義しません。APAでは括弧の中でのみ使います。
- 大文字が2つ未満の略語はチェックされません。 km、kHz、pHなどの形はチェッカーには見えません。単位や記号は、そもそも定義が必要になることが少ないものです。
- 珍しい形の定義は見逃されることがあります。 「RT, which stands for response time」は認識されません。APAが定める括弧の形を使ってください。
- 一部のフラグは判断が必要です。 APA自身、長くてよく知られた用語の標準的な略語については、3回未満の使用を認めています。
- 大文字の単語が略語に見えることがあります。 強調のために大文字で書かれた単語は、未定義として報告されます。その場合は無視ボックスに追加してください。
よくある質問
- APAスタイルで略語を定義するにはどうすればよいですか?
- 用語が最初に現れたときに正式名称を書き、そのあとの括弧に略語を入れます:response time (RT)。用語がすでに括弧の中にある場合は、略語を角括弧にします:(response time [RT])。以降は略語だけを使います。
- 略語は何回使うべきですか?
- APAの目安は、論文中で少なくとも3回です。1〜2回しか使わないなら、読者が意味を覚えておかなくて済むよう、毎回正式名称で書きます。長くてよく知られた用語の標準的な略語は例外で、使用回数がそれより少なくても、そのほうがわかりやすい場合があります。
- 定義が不要な略語はどれですか?
- APAスタイルでは、辞書に語として載っている略語(AIDSやIQなど)、統計記号(M、SD、df、p、OR)、数字と一緒に使う測定単位や時間の単位、そしてe.g.、i.e.、et al.のようなラテン語の略語です。それ以外はすべて初出で定義します。
- 略語一覧とは何ですか? 必要ですか?
- 学位論文や報告書に含まれるすべての略語と、その正式名称を一覧にしたアルファベット順の2列の表で、前付けに置かれます。多くの大学院が学位論文や博士論文で提出を求めています。置き場所や体裁については、所属機関の書式ガイドで確認してください。
- 頭字語(acronym)とイニシャリズム(initialism)の違いは何ですか?
- 頭字語は語として発音されるもの(NATO、laser)、イニシャリズムは1文字ずつ読まれるもの(FBI、RT)です。APAはどちらも略語と呼び、同じルールを適用します。このチェッカーも同様です。
- 複数形の略語はどのように扱われますか?
- 複数形は、アポストロフィなしで小文字のsを付けます。NGO'sではなくNGOsです。チェッカーはNGOsをNGOの使用としてカウントします。定義そのものが複数形の場合(non-governmental organizations (NGOs))、略語一覧には書かれたとおりの表記が残ります。
- テキストはどこかにアップロードされますか?
- いいえ。チェックはすべてブラウザ内で実行され、論文がサーバーに送信されたり保存されたりすることはありません。