ACS の参考文献の書式
参考文献は、ACS(第4版)で書かれた学術論文において、最も重要な要素の一つです。引用したすべての資料の詳細情報を読者に示し、参照元を確認・特定できるようにする役割を持ちます。正しい書式は、学術的な信頼性を保つために欠かせません。このガイドでは、具体的なルールと実際の例を紹介し、学生がよく犯す間違いを解説します。
書式のルール
ACS の参考文献を作成する際は、以下のルールに従ってください。
1.原稿末尾のセクションの見出しを「References」とする
2.本文に現れる順に文献情報を番号付けする;各項目の先頭に括弧内の番号を置く
3.複数著者はセミコロンで区切る
4.CASの慣例に従って雑誌名を略記する
5.利用可能な場合はすべての雑誌論文にDOIを含める
6.書籍の場合、まず出版地、次に出版社名、その後に年を記載する
7.雑誌名と書籍タイトルはイタリック体にする
参考文献の例
さまざまな資料タイプの項目を含む、ACS の参考文献の例です。
学術論文
(1) Lee, A. B.; Park, C. Modern Citation Practices. J. Acad. Writ. 2024, 15 (2), 45–67. DOI: 10.1234/jaw.2024.001.
書籍
(2) Smith, J. D. The Art of Research; Academic Press: London, 2024.
ウェブサイト
(3) World Health Organization. Global Health Statistics. https://www.who.int/statistics (accessed March 15, 2024).
書籍の章
(4) Jones, M. A. Methods in Chemistry Research. In Handbook of Chemical Methods; Brown, S., Ed.; Academic Press: Oxford, 2024; pp 55–80.
特許
(5) Garcia, C. Citation Management System. U.S. Patent 12,345,678, March 15, 2024.
避けるべきよくある間違い
学生が ACS の参考文献を作成する際によく犯す、5 つの書式の間違いを紹介します。
- ぶら下げインデントの欠落や誤り: 各項目は1行目を左端に揃え、2行目以降を 0.5 インチ(約 1.27cm)字下げする必要があります。Tab キーを押すのではなく、ワープロソフトの段落設定を使いましょう。
- アルファベット順や並び順の誤り: 項目は ACS のルールに従って並べる必要があります。アルファベット順に並べる際は「A」「An」「The」などの冠詞は無視します。番号方式のスタイルでは、本文中に最初に登場した順に項目を並べます。
- 行間の不統一: 参考文献全体を通して、行間が統一されているか確認しましょう。シングルスペースとダブルスペースが混在するのはよくある間違いで、見落としがちです。
- 斜体の誤用: 書籍や雑誌など、単独で発行される作品のタイトルは斜体にしますが、論文や章のタイトルは斜体にしません。どの要素を斜体にすべきかは、ACS のガイドラインで正確に確認してください。
- DOI や URL の欠落・リンク切れ: DOI が利用可能な場合は、必ずクリック可能なリンクとして記載してください。論文を提出する前に、すべての URL が正しい資料につながることを確認しましょう。
参考文献を自動で作成
手作業での書式整えは不要です。DOI・URL・ISBN を CitationEasy に貼り付けるだけで、数秒で正確に整形された ACS の引用が得られ、そのまま参考文献に使えます。
今すぐ ACS で引用を作成 →関連する ACS ガイド
よくある質問
- ACS の参考文献とは何ですか?
- ACS の参考文献は、論文の末尾にあるセクションで、本文中で引用したすべての資料を、ACS Style Guide 4th Edition(第4版)のガイドラインに従って一覧にしたものです。読者が参照元を特定・確認できるようにする役割があります。
- ACS の参考文献はどのように整形すればよいですか?
- 新しいページから始め、タイトルを「参考文献」とし、論文中で引用したすべての資料を一覧にしてください。ぶら下げインデント・行間・アルファベット順や番号の並び順・斜体について、ACS 固有のルールに従いましょう。
- 参考文献と文献目録の違いは何ですか?
- 参考文献には、論文中で直接引用した資料のみが含まれますが、文献目録には、参照はしたが引用はしなかった資料も含まれることがあります。ACS(第4版)では、論文末尾の一覧を「参考文献」と呼びます。